kindleに自前の文書を入れる方法
今回はkindleに自前の文書を入れて読む方法について述べてみます。
まず前提となるのが、基本的にKindleは文字ベースの文書を読むのに適した機器だということです。モノクロのE-ink電子ペーパーモニターは文字が読んでいて疲れないということです。パソコンの液晶モニターは目が疲れるのです。長い文章を読むのにE-inkが数段良いでしょう。この性質こそ活用されるべきだと考えています。
私などはパソコン用のE-inkモニターがあれば買いたいくらいで、文章をキーボードで打つのであればE-inkモニターの方がはるかに機能的な気がします。消費電力も液晶モニターより格段に小さいのですから、未だにE-inkモニターをどこも発表していないことの方が不思議です。3Dだの高精細だのを売りにするモニターよりも、「目に優しい」が売りのモニターを開発してくれ!いやメーカーはE-inkのモニター付きノートPCを作ってくれ!
Kindleに話を戻しましょう。
基本的にモノクロのkindleに限って言うと、
「KindleはText文書を読むためのものだ」と思います。
私がKindleに保存しようとしているのは、自分で作ったATM用のレッスンノートですから、基本的に文字100%の文書です。こういう書類はkindleにぴったりなのです。できれば講義録も保存したいと思っているのですが、これも文字100%ですからKindleに適しています。
kindleでそうした自前の文書を読む方法は2つあります。ここではまだ紙の書籍から取り込むことを前提にしていません。パソコンで作った自作のtext文書とか、word文書に限っての話です。
1つ目の方法は、パソコンに保存した文書を自分でMobi形式のファイルに変換してから、それをKindle本体に転送するやり方です。text文書やWord文書、HTML文書をMobi形式にするには、Mobipocket creatorというソフトを使います。Mobipocket Creatorは無償配布されています。(現在Mobipocket社はAmazon社の傘下にあるらしい。)
1. Mobipocket Creatorでファイルを生成する
import from existing file から変換元のファイルの種類を選び、変換したいファイルを選択しimportする。
Buildアイコンをクリック、Buildボタンをクリック
所定のフォルダ(デフォルトはマイ ドキュメント内のMy Publications)にファイル(拡張子prcの電子書籍ファイル)が生成される。
2.KindleとパソコンをUSBで接続すると自動的にkindleがリムーバブルディスクとして認識される。
3.Kindleのdocumentsフォルダに、さっき生成した拡張子prcのファイルをコピーする。
パソコンとの「接続を解除」してからUSBケーブルを抜く。(USBケーブルを突然外すのは危険なのでやめましょう)これでkindle内に文書が転送されています。
2つ目の方法は、メールを経由してkindleに送り込む方法です。
まずkindle本体で、自分に割り当てられた送信先のメールアドレスを確認します。Settingの中を探せばあるはずです。Send-to-kindle E-mailとなっています。
ここには、You can send documents to your kindle by using the e-mail adress below.となっていて、自分に割り当てられた送信先が書かれています。
ここのメールアドレスはabcdefg12345@kindle.com(架空のアドレスです)のようになっています。
で、ここに送ってもいいのですが、アメリカ国外からこのサービスを使うと課金されるらしいのです。(ファイル1MBあたりUS$0.99)。
そこで、無料のサービスアドレスがあるので、そちらに送信します。@の前は同じ名前にします。@の後ろを変えて@free.kindle.comにします。abcdefg12345@free.kindle.com(架空のアドレスです)が送信先です。
そして、メールのタイトルはConvertにして、kindleに入れたいファイル(Wordファイル、textファイル、PDFファイルなど)を添付ファイルにして送信します。
すると数分後には自動的にkindle文書がとして自分のkindleに転送されています。(ダウンロードするようにというメールが送られてきますが、ダウンロードしなくてもkindleがwifi接続されていれば自動的に転送されるようです)
2つの方法によってkindle内にファイル転送した場合、違いがあります。
まず、kindle内に転送されるファイルの拡張子が違っています。
1つ目のやり方では、拡張子が.prcなのですが、2つ目のやり方では拡張子が.azwです。
拡張子は違っているのですが、内部構造は同じなのだそうです。
それと、保存のされかたが違っています。どちらもkindle本体のメモリに文書が保存されているのですが、kindleからそのファイルを削除した場合に違いが生じます。
prcファイルをUSB経由で転送した場合は、kindle本体からファイル削除した時点で、文書のバックアップはありません。当然ですがバックアップは自前のパソコンなり、ハードディスクなりに保存しておかなければいけません。
それに対して、メール経由で転送した場合、kindle本体からazvファイルを削除しても自分のkindleのアーカイブに入っているのが分かるでしょう。これはAmazonで購入したkindleのコンテンツはkindle本体から削除しても、アーカイブに入っていて、再ダウンロードが可能な状態になっているのと同じです。kindleの箇体が壊れたり、新しいバージョンのkindleを買っても、これまでにAmazonで購入したコンテンツをそのまま引き継ぐことができるようになっているのです。それが個人作成のファイルにも適用されるということです。
再ダウンロードに課金されるかどうかは問題ですが、wifiで接続している限りは課金されません。但し、kindleの3g回線使用で再ダウンロードする場合は課金されるようなので注意が必要です。心配な人はご自分で確認して下さい。
どちらの方法を使ってもkindle上で読む上では差はまったくありません。
個人で作った修正を加えたいような文書を入れておく場合は、1のやり方をとった方がいいでしょう。2の方法を取った場合、削除してもアーカイブにいらない文書がたまってしまうからです。アーカイブ内の文書の削除の方法が見つからないので・・。(だれか方法を知ってる人がいたら教えて欲しい)。ですから確定した文書で恒久的な保存が望ましい場合は2の送り方をすればいいのではないかと思います。
次回は自前で作る文書の書式についてです。kindleにうまく表示されるためにはどうすれば良いかを考えます。
注:kindleの使い方については自分が試した範囲内で書いていますので、間違っている点がありましたら、ご指摘下さい。